Yorimichi Caravan / “Alternative in Asia” SCREENING ann SYMPOSIUM event at Taipeiに参加します

10394141_906070289424167_3564724615249762159_n

ドキュメンタリー映画「BOOK STORE —移住編」の上映プロジェクトに合わせて開催される研究会に参加してきます!〈寄り道キャラバンプロジェクト〉と名付けられたこのプロジェクトは、3月中に、台北、香港、ソウル各地のオルタナティブスペースを巡って映画上映を行ない、合わせて研究会も実施するものです。研究会で扱われるテーマは各都市で違っていて、ぼくは台北でのポピュラー文化に焦点した研究会に呼ばれております。

「BOOK STORE —移住編」はこんな映画ですね。

〈寄り道キャラバンプロジェクト〉は、映像作家の中森圭二郎さんと、東京藝大助手の居原田遥さんが企画しているものです。各地で映画上映をしながら、「オルタナティブとは何なのか?」的なトークを繰り広げていく予定ですね。2人は結構ハードなスケジュールで東アジア3都市を巡っていくわけですが、無事に帰ってこれるのか!?たくさんのネットワークを作れるといいですね。

台北編では、ポピュラー音楽の領域を扱っている研究者が集まり、日本と台湾との違いを踏まえて、「オルタナティブ」について議論する予定です。というわけで、あの『オルタナティブロックの社会学』の著者、南田勝也さんもお呼びしています!

場所も面白いんですよ。Mangasickという名前の日式マンガ喫茶を借りて行なうんですが、ぼくらがイメージするマンガ喫茶というよりも、日本のマンガや日本に関係するファンジンや同人誌がたくさん置いてあるイベントスペース、といった方がいいところ。けっこうエログロ系というか、ガロ的なマンガに注目してる感じです。展示やらトークイベントも時折やっているようです。
それと、あの台湾ロックバンド透明雑誌関係者が運営するインディーレーベルも同居しているようで、今回の研究会にはまさにうってつけな場所だといえるでしょう!

さて、ぼくは日本のchipmusicが置かれてきた歴史的文脈についてごくごく簡単に話すつもりです。90年代前後の日本製のパソコン・ゲーム技術に関するハッキングと、そこから転じて生みだされてきたchipmusicについての日本での言説を紹介して、そうした文脈と台湾でのそれとの違いについて考えてみたいと思っています。台湾でのchipmusic状況について詳しいわけではないのですが、今回ゲストで呼ばれているライブハウス地下社会オーナー・何東洪さんと、ネットレーベルKandala Records主宰・張又升さんは、実はそうした文脈に近いところにいる方々のようで、彼らからいろいろと聞ければなと思っています!Sociopath Recordingsとか理化兄弟とか、そのへんの話が聞けるはず!

以下詳細です。

Yorimichi Caravan / “Alternative in Asia” SCREENING ann SYMPOSIUM event at Taipei
時間:2015/3/1(日) 15:00~19:00
場所:Mangasick

Panelist :
南田勝也(武蔵大学)
何東洪(台湾輔仁大学/地下社會Live House)
張又升(旃陀羅公社主理人/Kandala Records)
日高良祐(東京芸術大学)
高橋聡太(東京芸術大学)
浅野裕貴(東京芸術大学)