パフォーマンスレクチャー「音と技術とジェンダーと」

 


 

音/声の技術を使いこなす女性アーティストたち――女性のかき消された声、沈黙をテーマにした作品を国際的に展開するサウンドアーティストの北條知子、ミュージシャン/DJとして世界を舞台に活動しながら社会的/政治的イシューを提起してきたSapphire Slows。表現とジェンダーをめぐる今日的な問題意識に関するレクチャーと、音と声を接続・増幅する技術を用いたそれぞれのパフォーマンスを通じて、二人のアーティストが体感してきた世界と課題について学びます。

日時: 11月22日(金) 17:00-19:00
場所: 京都女子大学図書館 カジュアルスタディスペース(東山区今熊野日吉町35・アクセス情報

京女生参加自由/学外者要予約
 → 予約はこちらから https://forms.office.com/r/TrQbJn7md5
※ 座席数に限りがあるため予約申込を終了する場合があります。

16:45 OPEN
17:00-18:00 [レクチャー]
 北條知子+Sapphire Slows+日高良祐
18:00-19:00 [パフォーマンス]
 北條知子
 Sapphire Slows
 フロアとの対話

協力:二瓶晃(家政学部)・坂本光太(発達教育学部)

 


 

北條知子(サウンドアーティスト)

北條知子は実験的な音、音楽、パフォーマンスの間の流動性において活動するアーティスト。近年は、歴史的に沈黙させられてきた(女性の)声を可聴化するというテーマのもと、オノ・ヨーコについてのプロジェクトを国内外で展開している。2023年にオノ・ヨーコについてのリサーチをもとにした展覧会「Unfinished Descriptions」の記録集をyoin pressから出版した。https://tomokohojo.net/

 

Sapphire Slows(ミュージシャン/DJ)

東京在住のプロデューサー、DJ、パフォーマー。2011年のデビュー後、瞬く間に世界中のアンダーグラウンド・シーンから注目を集め、Red Bull Music Academyへの参加、バルセロナでのSonarへの抜擢、ロンドンのRinse FMのレジデントなどを経て国内外で精力的に活動している。世界各地のレコード・レーベルからリリースされてきた彼女の楽曲は、繊細なシンセシスと囁くようなボーカル、うねるようなベースとビートを特徴としながら、ジャンルでは形容しがたい独自の情緒的な質感とストーリーを紡ぎ出す。近年のライブでは、アナログ・シンセサイザーの中でも伝説の名機と言われる〈ブックラ〉を使用したセットで特別な音楽体験を作り出している。

 

学外者要予約 →予約はこちらから https://forms.office.com/r/TrQbJn7md5

 

※ 本イベントは令和6年度現代社会学部教育活動予算事業として実施されています。