分担執筆『 音の本を読もう 音と芸術をめぐるブックガイド』出てます。

金子智太郎編著『音の本を読もう 音と芸術をめぐるブックガイド』(ナカニシヤ出版・2024年3月)が出ています。音や芸術に関連するさまざまな書籍について多様な執筆者が書いた書評本。ぼくは、柴那典『初音ミクはなぜ世界を変えたのか?』(太田出版・2014年)の書評を寄稿しています。

いろいろなことがあって出版にちょっと時間がかかったようで、原稿を書いたのはたしか2019年とかだった気がする。当時より今の方が、自分のなかでの「サウンドスタディーズ」の枠づけが形を成してきている感じがすることもあり、わりと良い選書だったのかなと思った(自分で)。

とりあえず他の大量の書評がまじで勉強になるのと、前編・後編で分かれて収録されてる座談会が本当に良いこと言っていておもしろい。音と芸術をとりまくいろんなトピックが取り上げられていて勉強になったんだけど、とくに葛西周さんが紹介していた吉本浩二『淋しいのはアンタだけじゃない』(小学館・2016年)というマンガを知ることができたのは大収穫だった。これは音と聴覚に関心のある人は必読ですね。

という感じなのでマストバイ!!よろしくです!!