共著『技術と文化のメディア論』出てます。

いつもながら大変勉強させてもらっている「モノ-メディア研究会」の成果物が共著本として出版されました。梅田拓也・近藤和都・新倉貴仁編著『技術と文化のメディア論』というタイトルでナカニシヤ出版から。この「メディアの未来」シリーズの装丁って、単色背景+何かしらのデザインでやってきていると思うんですが、色の希望をどうするかでいろいろ話した記憶がある。黒がかっこいい!ってなったけどすでにシリーズのなかから出ていたので白になったと思うんですが、白背景に回路図ということでめちゃくちゃかっこいいですね。

内容はもちろん超充実。モノの水準に丁寧に目を向けながら、それを取り巻く文化や社会のあり方を描写する本当に面白い論文ばかりです。ぼくは「プラットフォームをハックする音楽―チップチューンにおけるゲームボーイ」という論考を書きました。教科書的なまとめ文章ではあるけど、ボゴスト+モンフォート的なプラットフォーム研究をやってみたい的な話でもある。今の所属だとやりやすいような気もするので、来年度の学内研究費はそういう方向性で出してみようかな。